- なぜキーワード学習?
- 技術士二次試験のキーワード集の作り方を知りたい
- 技術士二次試験(機械部門)のキーワード集のサンプルが欲しい
この記事では、技術者試験の学習において大切なキーワード集の作成について解説します。
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この記事を読むと、キーワード学習の意味とやり方がわかります。
工事中です。近日公開
キーワード学習とは
目的
過去問や関連資料から技術士に求められる知識を抽出し論述する。
期待できる効果
技術士の論文では専門知識を理解し応用できることを求められています。
これを専門的学識のコンピテンシーといいます。
- 専門知識の理解はキーワードについて学ぶことで得られます。
- 専門知識の応用とは、問題のテーマに合わせて専門知識を論述できることです。
キーワード学習は、「専門知識の理解」と「論述の基礎」の強化が期待できます。
不足している知識が習得
各キーワードについて調査・整理することで知識の習得が期待できます。
論述力の強化
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長い論文も細分化すれば短い文章の連続で構成されています。
キーワード学習では、200文字程度の文章作成を行います。
キーワードの内容を200文字程度にまとめることで論述力の基礎を固めます。
キーワード抽出
キーワードの抽出は以下の2か所から行います。
過去問題5年分
項目 | 問題数 |
必須Ⅰ | 2 |
選択Ⅱ-1 | 4 |
選択Ⅱ-2 | 2 |
選択Ⅲ | 2 |
問題数は上記表のとおり10問です。
各問から1キーワード抽出すると5年分で40~50程度のキーワード数になります。
モノづくり白書
最新のモノづくり白書から概要版pdfを参照し、目次と最初の数ページの概要から抽出します。
抽出するキーワード数はおおよそ10~20程度にしましょう。
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最初から、あまり細かいキーワードまで抽出するのはやめましょう
その他
まずは、過去問とモノづくり白書のみで十分ですが、時間に余裕がある方は以下の資料も参照してみましょう。
- 防災白書
- 少子化社会白書
- 高齢社会白書
- 男女共同参画白書(男女共同参画社会基本法12条)
- 原子力委員会:原子力白書
- 厚生労働白書
- 労働経済白書
- 食料・農業・農村白書
- 森林・林業白書
- 水産白書
- ものづくり白書
- 中小企業白書
- エネルギー白書
- 国土交通白書
- 水資源白書
- 気象白書
- 環境白書
キーワード論述
キーワードについて200字程度でまとめる。
論述内容
論述内容は以下の項目を基本に書いてみましょう。
- 概要
- 長所/短所
- 実用上の注意点
- 今後の展望
200字程度にまとめることも重要な訓練なのでテーマに応じて重要なポイントを判断し論述します。
例
キーワード:FMEA
FMEAは、「設計の不完全や潜在的な欠点を見出すために構成要素の故障モードとその上位アイテムへの影響を解析する技法」である。FMEAでは、故障モードと故障を明確に分ける。例えば、断線、短絡、折損、摩耗、特性の劣化などは故障モードである。故障そのものではなく、故障をもたらす不具合事象の様式分類である。一方、故障とは機能障害である。何もなくただ機能しないということはありえなく、その製品が機能しない原因となる不具合が必ずある。
よくある質問
キーワード集ってどれくらい作ったらいいの?
まずは、50程度で十分です。
キーワード学習は技術士二次試験のための学習の一つの方法です。
学習のメインは論文の作成です。キーワード学習は最低限にしてできるだけ論文学習に時間を割くことを勧めます。
論文学習に着手した後に必要であればキーワードを追加するようにしましょう。
キーワード集は手書きがいいの?
子供の場合は手書きのほうが記憶定着が良いというデータがありますが、大人の場合は大きな差がないというのが有力です。
手書きかデジタルかよりは「繰り返しインプット」することのほうが重要です。
また、自作する時間の無い方は通信講座で提供されているキーワード集を使うことも有効です。
キーワード集に便利なアイテムはある?
単語帳アプリ「Ankilot」がおすすめです。
技術士(機械部門)のキーワード学習として、「Ankilot」という単語帳作成サービスを利用してコツコツとキーワードを登録してました。キーワードがようやく100個になったので共有します。今後も追加していきます。https://t.co/k2cTpsgRJd
— つねぞう (@makino_fan) February 11, 2024
キーワード集を共有してくれている方も多いので調べてみてください。
キーワードを調べるための参考書はある?
基礎知識として設計手法等については
基礎知識として機械要素等については
キーワード集のサンプル
(併せて、過去問題テーマの一覧はこちら)
上記のキーワードは主に過去問題(H26からR5)及びものづくり白書から抽出しました。
簡単なエクセルですがお問い合わせからご連絡いただければエクセルシートを差し上げます。
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