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技術士試験 論文検討「Ⅱ‐2設計変更起因のトラブル防止」

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問題

設計変更に起因する不具合を防止するために、設計チームの責任者として業務を進めるにあたり以下の設問に答えよ。

⑴設計変更に起因する不具合を防止するために、設計チームで事前に調査・検討すべき事項とその内容について説明せよ。

⑵業務を進める手順を述べよ、また、留意点・工夫点についても述べよ。

⑶業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策を述べよ。

論文例

設計変更に起因するトラブルの防止について

1.設計チームで事前に調査・検討すべき事項

 例として回転ドアの設計変更を挙げる。設計変更の背景は顧客要望による意匠性向上である。このため、材質変更によりドアの重量が増加する。以下に設計チームとして調査・検討すべきことを述べる。

 変更点および変化点の調査を行う。対象としては、①顧客要求事項(変更点と変更不可点)

②設計変更により変更になる要素

③設計変更により副次的に変更になる要素や機能

である。回転ドアの材質変更の例では、③副次的変更として、慣性モーメント増加によるブレーキ機能の性能向上、重量増加のため衝突力が増加するので速度制限機能の変更を変化点として抽出する。

2.実施の手順

 事前に調査・検討した情報を用いてDRBFMを用いた不具合未然防止の実施手順を以下に述べる。

2.1ワークシート作成

 設計チームはDRBFMのワークシートを作成する。変更点毎に以下の項目について記載する。①理由と目的②機能③心配点④要因⑤影響⑥設計根拠⑦検証評価:実験評価等の結果。留意点:漏れによる手戻りをなくすためのチェックリストとガイドラインを作成し運用する。工夫点:設計以外の部門担当者にも伝わる表現でまとめる。

2.2部門間協議

 ワークシートをベースに製造、生産技術、品証、営業等の関連部門の関係者と協議を行う。協議の目的は設計が品質、安全、製造性、コストの面で良いかどうか、改善するにはどうするかである。回転ドアの例では、ブレーキが正しく作動するか心配なので冗長化を検討する。留意点:設計チームは他部門が理解できるよう3Dイメージ等を用いる。工夫点:各部門でチェックリストを用意し網羅的な指摘を行えるようにする。

2,3対応の実施

 協議の結果を設計に反映する。留意点として、対応の結果を次回DRで報告し発散させない。

3,効率的・効果的に進めるための調整方策

 設計チームは、協議当日は改善・解決のための議論にするため事前に資料を配布し共有しておく。また、協議結果を記載する欄を用意しその場で担当や期限を決定する。

設計チーム以外の部門の知見を活用するためコンカレントエンジニアリングを実施する。このため、3DCAD・1DCAE機能図によるモデルベース開発を実施し早期の情報提供を行う。これにより各部門からの改善策の提案を促す。また、ドア回転速度の制限は設置場所の人の出入り数を制限するため顧客の意に反する場合がある。数値の根拠を示し安全を最優先に使ってもらうための顧客への説明を営業と協力し行う。

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論文骨子

わかりやすい具体例とシンプルなストーリーでロールプレイングができているので時間内にこの程度かければ良いと思う。

自身の専門分野でどのテーマの問題にもあてはめられる例を用意できればいいけど難しいですよね。

回転ドアや電動自転車などのわかりやすい例をいくつか準備しておくとよいとおもいます。

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