- コンピテンシーってなに?
- どの問題でどのコンピテンシーがチェックされるの?
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この記事を読むと、技術士に求められる能力(=コンピテンシー)が理解できます。
- コンピテンシーとは能力のことである。
- 技術士二次試験は以下の8つのコンピテンシーを評価する試験である。
- 専門的学識
- 問題解決能力
- マネジメント
- 評価
- コミュニケーション
- リーダーシップ
- 技術者倫理
- 継続研鑽
コンピテンシーとは
コンピテンシーとは資質能力のことを指します。
技術士に求められる8つのコンピテンシー
専門的学識
技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用する。
法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用する。
技術士会資料より
問題解決
業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析する。
複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善する。
技術士会資料より
マネジメント
業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
技術士会資料より
評価
業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、次段階や別の業務の改善に資すること。
技術士会資料より
コミュニケーション
業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
技術士会資料より
リーダーシップ
業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
技術士会資料より
技術者倫理
公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
技術士会資料より
自己研鑽
業務履行上必要な知見を深め,技術を修得し資質向上を図るように,十分な継続研さん(CPD) を行うこと。
技術士会資料より
技術士二次試験とコンピテンシーの対応
技術士試験二次試験は、受験者が技術士に求められるコンピテンシーを持っているかをテストしています。
どの問題がどのコンピテンシーをテストしているか確認しましょう。
筆記試験 必須Ⅰ | 筆記試験 選択Ⅱ-1 | 筆記試験 選択Ⅱ-2 | 筆記試験 選択Ⅲ | 口頭試験 | |
専門的学識 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
問題解決 | 〇 | 〇 | |||
マネジメント | 〇 | 〇 | |||
評価 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
コミュニケーション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リーダーシップ | 〇 | 〇 | |||
技術者倫理 | 〇 | 〇 | |||
自己研鑽 | 〇 |
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